システムアーキテクト試験対策

システムアーキテクトとは?

情報処理技術者試験の区分が刷新されたのが2008年の春。

 

論文系の高度情報処理技術者試験も2009年秋試験から衣替えし早数年、だいぶ、こなれてきました。

 

その新制度の中で登場したのが、システムアーキテクト資格です。

 

かつては、特種情報処理技術者という区分もありましたが、1994年からアプリケーションエンジニアに名称変更。そして、システムアーキテクトとして新たに再出発した訳です。

 

そんなシステムアーキテクト。合格に向けての勉強の道しるべになればと思って立ち上げたのが、このサイトです。皆さん、合格目指して頑張りましょー!!

 

ではでは、システムアーキテクトとは?そもそもシステムアーキテクトさんとは、どんな人物像なのでしょうか。

 

システムアーキテクトに求められる対象者像を紐解きながら、試験対策を始めてみましょう。

システムアーキテクトの対象者像

情報処理技術者試験を運営する「独立行政法人 情報処理推進機構」によりますと、システムアーキテクトの対象者像は、

 

「高度IT人材として確立した専門分野をもち、ITストラテジストによる提案を受けて、情報システム又は組込みシステムの開発に必要となる要件を定義し、それを実現するためのアーキテクチャを設計し、情報システムについては開発を主導する者」

 

と定義されています。

 

この文章をいくつかに区切って、システムアーキテクト像を分析してみましょう。

 

1.高度IT人材として確立した専門分野を持っているヒト

 

高度IT人材とは、推進機構が定義しているスキルレベルが4であることを指します。
同じくスキルレベルが4の資格として、ITストラテジスト、プロジェクトマネージャ、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、エンベデットシステムスペシャリスト、情報セキュリティスペシャリスト(これは春・秋両方)、ITサービスマネージャ、システム監査技術者が挙げられます。ああ、しんど。

 

えっとですね、しんどいながらも、なぜ全部を列挙したかといいますと、高度IT人材の各資格は、スキルレベルは同一で期待されている役割が異なるということをお伝えしたかったからなのです。

 

ともすれば、いわゆる上流工程を担う役割がスキルが高く、下流工程を担う役割は体力勝負といった具合に、IT業界全体が捉えてきた向きもありました。しかし、ここでは、スキルレベルは同一であり、それぞれ異なった専門分野を持ちながら切磋琢磨していきましょう、ということが明示されているわけですね。

 

 

これは、試験問題にも反映されていて、秋試験で一斉に行われるITストラテジスト、システムアーキテクト、ネットワークスペシャリスト、情報セキュリティスペシャリスト、ITサービスマネージャの午前T問題は、共通として扱われています。ここで、「あなたは高度IT人材ですか」と共通的に問われることになるわけです。

 

 

2.ITストラテジストによる提案を受けるヒト

 

ITストラテジストも、2009年秋試験から登場した資格です。旧名称でいえば、システムアナリストに相当します。

 

 

いわゆる経営戦略を情報システム戦略に落とし込む役割を持つITストラテジストから、システムアーキテクトたるあなたは、提案を受ける立場にあるということですね。

 

では、その提案を受けて何をするかといえば、、、。

 

3.情報システム又は組込みシステムの開発に必要となる要件を定義するヒト

 

何をするかといえば、定義をするわけです。これを言い換えますと、情報システム戦略をより具体化するということになります。

 

また、ここでポイントは、組込みシステムも範疇に入ってきたこと、ですね。

 

今までは業務システム、アプリケーションに重きをおいてきた(まさにアプリケーションエンジニアであったわけですから)資格が、組込みシステムの領域にも範囲を広げてきた、それは取りも直さずモノづくり国として、組込みシステムの重要性を情報処理推進機構も再認識されたということになるのでは??

 

4.それ(情報システム又は組込みシステムの開発に必要となる定義された要件)を実現するためのアーキテクチャを設計するヒト

 

さて、アーキテクチャという言葉が出てきました。翻訳すれば、もともとは建築学でいう建築様式のこと。それがIT分野では(ハードウエア、OS、ネットワーク、アプリケーションソフトなどの)基本設計、あるいは設計思想を指します。

 

基本設計を設計するヒトとなると、なんとなく「馬から落ちて落馬して」といったトートロジ的ですが、前の文脈から解釈すれば、「経営戦略から落とし込まれた情報システム戦略を具体化し、その基本設計を取りまとめるヒト」と言えるのではないでしょうか。

 

 

5.情報システムについては開発を主導するヒト

 

基本設計をまとめた後は、開発を主導する立場を担います。一点注意なのですが、「情報システムについては」という枕言葉がついている点です。つまり、組込みシステムについては開発を主導する立場につかないということになります。では、その役目は、というとエンベデットシステムスペシャリストの役回り、ということですね。ここらへん、午後T、Uで組込みシステムの問題を選択した場合の注意点になりそうです。

 

さてさて、ここまでシステムアーキテクトさんの人物像を細かく見てきました。あなたは、(あるいは私は)システムアーキテクトですか。

 

答えは、「YES」です。

 

システムアーキテクトの資格に興味を持って、このサイトを訪れていただいた皆さんは、多かれ少なかれシステムアーキテクトの素養をお持ちだと確信しております。あとは、今持っている知識やノウハウを、試験というせっかくの(?)機会を使って、系統立てて整理整頓、そして合格へ!とつなげていけばよいだけです。

 

では、この後、午前T、U、午後T、Uと勉強方法、学習方法を検討していきましょう。